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ケーブルラックの熱伸縮

屋外などの温度変化が大きい場所にケーブルラックを敷設する場合、施工時と使用時の温度差によって、材質によって異なる線膨張係数に従い伸縮が生じます。
例えば軟鋼では真冬(0℃)に施工して真夏にケーブルラックの表面温度が60℃になったと仮定すると、直線ラック10本(30m)を接続した場合の伸びは、次の様な計算式になります。

熱伸縮計算例
伸び=線膨張係数×温度差×施工の長さ
伸び= 12×10 – 6×(60℃- 0℃)×30,000mm
= 21.6mm

熱伸縮の対策として、通常、鋼製ケーブルラックで直線30mごと、アルミニウム合金製ケーブルラックで直線15mごとに「伸縮自在接続金具」を使って施工してください。

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