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技術関連情報│表面処理関係

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当社製品とウィスカの関連について

1.ウイスカが問題となる理由:
電気めっき仕上げ品において、経年変化でそのめっき表面より剥離発生するひげ状のウイスカと呼ばれるめっき成分が、コンピュータの基板等に付着し、コンピュータが誤動作することが学会で報告されました。
コンピュータルーム等で使用する配線支持材にはこの点を考慮して、ウイスカ対策が要求されるようになりました。

2.ウイスカが発生すると指摘されている商品類
電気めっき仕上げ品:ユニクロめっき品、クロメート仕上げ品等

3.ウイスカの発生の可能性のない表面仕上げ方法
1)塗装仕上げ品 [弊社製品:ハイラック(5Y7/1粉体焼付塗装品)]
2)溶融亜鉛めっき品 (どぶ漬け亜鉛めっき品)
3)溶融亜鉛―アルミ系合金めっき品
(エコガル、スーパーダイマ、ガルバリウム鋼板 ZAM)

4.当社製品との関連
基本的に、屋内使用において問題となるケースが大半であることより、それに該当する商品について検討すると、塗装仕上げ製品、亜鉛鉄板製製品では問題ないが、付属品やビス類でユニクロめっき品、クロメート仕上げ品に関しては不適格。

5.対策処置として
付属品及びビス類は、ジオメット処理品又はステンレス製品(対六価クロム対策も考慮すると)を使用することが妥当です。

 

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